話し方で得をする方法

話し方が「ゆっくり」の方が得をすると言える3つの理由

投稿日:2020年1月29日 更新日:

 

『いつでも自信をもって堂々と話すことができたら』
こんな憧れを持ったことはありませんか?

何事にも動じない自信をみなぎらせ悠然と話す様は、
威厳すら感じさせます。

自分もあんな話し方ができたらいいのに、そう思いつつもなかなかできないのが正直なところです。

では、こういう話し方ができる人が持つ特徴のうち最も大きな部分を占めているものとは何でしょうか?

「話し方がゆっくりである」

これに尽きるでしょう。

ではゆっくりとしたテンポで話すことはどれくらいメリットがあるのでしょうか?
いつでもゆっくり話せばいいのでしょうか?

まずは、話し方をゆっくりとしたものにするメリットを考えます。

話し方がゆっくりだとこれだけ得をする3つの理由

1.信頼感が増す。

信頼感アップ

まくしたてるように早口でベラベラしゃべる人と、落ち着いてゆっくり話す人。
ぱっと見どちらの方が信頼できそうですか?

落ち着いてゆっくり話している人の方でしょう。

ゆっくりとした話し方ができるということは、
1.情報が整理されている。
2.内容を十分に練っている。
3.聞き手に何を伝えるべきかその話の全体を把握している

これだけのことができている状態です。
話す時間が無制限にある場合を除いて、実際にそうしないとゆっくりとした話はできません。

逆にこれができていると聞き手にとっては、
「それだけ厳選された話であれば一度聞いてみよう」という気にさせる効果があります。

スピーチは、まず聞く気にさせなければスタート地点にすら立てません。

序盤からトップスピードで話すよりもゆっくりとした話し方でスタートし、
適度に話す速度をコントロールする方が聞く気にさせやすい、ひいては自分の話を信頼してもらいやすいにつながります。

特にセミナー講師など、プレゼンテーションする機会の多い方はクライアントからの信頼を得ることが、
自分のビジネスを成功させるのに欠かせないことですから、ゆっくり丁寧な話し方を心掛けることで、
相手の信頼を得られるようにできるでしょう。

2.自信をもって話せる。

自信を持って話せる

自信のない話し手はたどたどしいか早口になりがちです。
自分が話すことに自信を持てないからです。

特に早口になってしまうのはこの場を早く終わらせたい、やり過ごしたい。
こんな気持ちに支配されている場合が少なくありません。

でもこれは聞き手のことを考えた話し方とは言えません。

しかし、ゆっくりとした話し方ができるということは、
先にも書いた通り、話の内容を十分把握していて情報が整理されている状態ですから
余裕をもって話ができるようになります。

余裕が生まれれば自然と自信もついてきます。
その自信が聞き手にも伝わって「あの人は自信をもって話しているな」と思ってもらえるのです。

特にビジネスの場面では、自信をもって自社や自分の商品を語れることが必須になります。
そのためにはこれでもかというくらい情報を詰め込んで早口になるよりも、
厳選した情報を丁寧にゆっくりと説明したほうが相手に与える印象はかなり違ってきます。

3.分かりやすいと思ってもらえる。

わかりやすい

早口で話すとどうしてもポイントがハッキリしなかったり、
ポイントを聞き手に聞き流されてしまうことが起こります。

そうなるとせっかく用意した話しに聴衆がついていけず、
話しを作った苦労が無駄になってしまうことになるため非常にもったいないです。

この「聴衆がついていけるかどうか」が、分かりやすい話と分かりにくい話を方向づける要素になります。
往々にして早過ぎる話はついていきにくく、ゆっくりとした話はついていきやすい傾向にあります。

もちろん内容が伴っていることが必要ですが、最悪内容がちょっと足りないときであったとしても、
ゆっくりと考える時間を与えながら話すと内容の不備を補ってくれることがあります。

ゆっくりと話すだけでも聞き手に分かりやすいと思ってもらえるのなら、
そうしない理由はありません。

ほかにもあるこんなメリット

トラブルが起こりにくい。

トラブル回避

普段からゆっくりと話すことを心掛けていると、
穏やかな人
というイメージが定着してきます。

そのイメージだけでもトラブル回避になりますが、
さらに言い争いになりそうな事態になった時でも落ち着いて話すようにしていると、
相手の怒りがヒートアップするのを抑えることができます。

さらに、相手の言葉に乗って自分もヒートアップしてしまうと、
冷静な判断ができなくなります。

このような場合でも努めてゆっくりと話すようにすれば、
わずかでも考えながら話せるようになります。
その考える時間があなたを冷静にさせるのです。

ただ、この考える時間に相手を罵倒することばかり考えないでくださいね。
どうやったらソフトランディングさせられるかを考えながら話しましょう。

また、感情が絡む場面で冷静に対応できると、
それを見ている人たちのあなたへの評価は確実に上がります。

人は自分を制することができる人のことを信用したいと思うものです。
打算的になるのもよくないですが、難しいシチュエーションに出くわしても、
落ち着いてゆっくりと話せるスキルは長い目で見てあなたにプラスに働きます。

ゆっくりと早口のミックス業ができればさらに効果アップ

スキルアップ

幾らゆっくりとした話し方がいいと言っても、ずっとゆっくり話すのはお勧めできません。
特にセミナー講師やスピーチをされる方であればこの点は気を付けたほうがいいでしょう。

ゆっくりとした話し方は、分かりやすく安心して聞ける反面、
ずっとゆっくりだと安心感が眠気に変化するからです。

ですからずっと同じスピードで話し続けるのではなく、
早口の部分とゆっくりの部分をうまく使い分けることが必要です。

特にゆっくりとした話し方がおすすめなのは、
1.話しの冒頭。
2.ポイント。

少し早口の方がいい場面は、
1.ポイントを補強する説明や例証。
2.結論。

ここを注意するだけでもかなり話のテンポは変わってきますしリズムがつきます。
聞き手としてはテンポの良い話と受け止めます。
そうするとあなたがする話にもっと耳を傾けてくれるようになります。

それで、ゆっくりと早口をミックスさせて、それぞれの特徴が生きるような話し方のテクニックを身に着けると、
よりあなたの話が魅力的になっていきます。

ゆっくり話していることにはならない例

ゆっくりとした話し方のようで実はそうではない、返って逆効果な話し方があります。
代表的な2つの例を挙げます。

1.活舌にキレのないだらだらとした話し方。

ダラダラとしない

どんな話し方かというと極端ですがこんな感じです。

「あろーっ、わらしはぁ、えつもぉ、しごろにぃ、おくれそうになるぅんれすよぉ」

緊張感のないけだるさを感じるようなこの話し方は要注意です。
日常会話程度であればその人の個性として受け止めてもらえますが、
スピーチやセミナーでこのような話し方をすると一気にマイナスイメージになります。

聞き手の印象としては
・やる気がない
・覇気がない
・アホっぽく見える。

こんなふうに見えてしまいます。ほぼほぼ良いことはありません。
まずはしっかりとした滑舌の練習をしましょう。

2.細切れの話し方

ゆっくりと細切れの話し方は意味が違います。
細切れの話し方はノッキングした車のようでテンポが悪いです。

例えば「わたしは、今日の、会議で、重要な、発言が、できるよう、十分に、注意、しながら、発言して、まいります」
どこかの政治家さんの発言のような文章ですが、これをすると確かにゆっくりした風になります。

でも、これだとテンポが悪すぎて聞き手はイライラします。
ゆっくり話すというのは句読点を増やしてブツブツと切るのではなく、
一つのまとまった文章をスピードを落として話すと言うことです。

ゆっくり話すためにできるテクニック

ゆっくりとした話し方が出来るようになるために何ができるでしょうか?

1.話す内容を絞る

スピーチでもセミナーでも会議でもたいていの場合持ち時間が決められています。
その持ち時間の中に目一杯内容を含めると必然的に本番は早口になります。

それで、まずはポイントを絞りましょう。
2~3分の話なら1つか2つ。
5分以上なら3~5つ、と決めておくならまずはボリュームを抑えることが出来ます。

更に、一つ一つのポイントの詳細も話す内容を絞ります。
そうしないとせっかく絞ったポイントの中身が長くなっては結局早口になってしまうからです。

特に大切だというところに絞って内容をまとめるようにしましょう。

2.持ち時間目一杯話す内容にしない。

ゆっくりとした話に慣れていないときは、持ち時間よりも少し早めに終わるくらいの内容にしましょう。
練習と本番は必ず想定よりも時間が前後します。
早く終われば問題ないですが、時間が押してくる場合必然的に早口で消化しようとします。

そうならないために少し早めに終わるように準備しておいて、
余った時間はゆっくり話すことに意識を向けましょう。

ゆっくり話すことに慣れてきたら時間いっぱいまで話す内容を含めても大丈夫です。

3.録音や動画撮影して聞いてみる

録音してみる

自分の話し声を聞くのは無理。
そう思うのはよくわかります。わたしも自分の声が好きではありません。

ただ、ゆっくりと話しているかどうかを確認するためには一度でもいいので、
自分の話のペースを録音か、動画撮影をして実際に確認してみましょう。
そうすると、ゆっくり話しているつもりがそうでないことが多々あり気づかされることが出てきます。

それがどうしても無理という場合は、話の練習を他の人に聞いてもらうのも一つの手です。
客観的な意見を聞いて、早口になっていないか?ゆっくり話していても間延びしていないかなど、
自分では気づかない部分を指摘してもらえるのでこの方法もお勧めです。

ゆっくりとした話し方を身に着けるためのまとめ

話し方をゆっくりとしたものとするためにどんなメリットがあるのか、何ができるのかをお伝えしました。

1.信頼感が増す
2.自信を持って話せる
3.わかりやすいと思ってもらえる。

あなたの話を聞いてくださる方がこのような印象を持ってもらえれば、ビジネスの成功も近づきます。

更に、ゆっくりとした話し方をするために
1.話す内容を絞る
2.早めに終わるボリュームにしておく
3.録音や動画を撮ってみて自分の話のペースを確認する。

こうやって意識することで、ゆっくりとした話し方を身に着けていくことができます。
ちょっとの意識でずいぶん変わりますし、変わった分の聞き手への効果はかなり大きいので、
話のスキルの一つとして是非取り入れてみてください。

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キヨシ

スピーチコンサルタントのキヨシです。
スピーチ歴40年
これまで1500人規模の人の前で話すこと多数。
スピーチのコツやテクニックを体得。
このサイトは、
・話し下手を解消したい。
・わかりやすい話を作りたい。
そんな方のためのブログです。
目指すのは単にわかりやすい話ではなく
人の心を揺さぶるような話ができる人を一人でも多く作ることです。

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