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話し方のスキルアップ

質問力を鍛えるための黄金ルール!!

投稿日:2020年7月16日 更新日:

質問とは自問という自分向けの問いと、コミュニケーションやビジネスで使う相手への問いの2種類があります。

どちらに向けた質問でも平凡な質問で終わるのとキレのある質問をするのとでは結果に大きな差が出てきます。

ですからビジネスや人と関わることが多い人にはとりわけ質問力が求められているのです。

自分向けの質問力とは
「言語化できない問題や疑問を引き出す力」
相手向けへの質問力とは
「相手との関係性を深め、本質を引き出す力」
こんな風に表現できます。

哲学的な話にもなりますが、そもそも答えの出ないようなことさえも質問力を駆使することで言語化、可視化することができます。

自分向けと相手向けそれぞれに共通している部分もありますが、
違いもあるのでその点をこれから考えていきましょう。

質問力を鍛えるとどんなメリットがある?

 ・自分がわからないこと、悩み、問題、不安を解消できる。

ぼんやりとこうかなと思えるものがあったとしてもはっきりとそれを言語化できないことがありますが、
質問することでそれをはっきりさせることができます。

おそらくあなたも、「そうそうそれが言いたかった!」とか「そうそうそれが知りたかった!」
という経験をしたことがあることでしょう。
質問はその経験をたくさんできるいわば魔法のアイテムのようなものです。

あるいは、自分だけでは解決できない問題もあります。
そんな時に信頼できる人に質問してみると、考えが整理されて、解決の道が見えるようになります。
あるいは自分が考えてもいなかった方向に解決策があることに気づくことができます。

・自分が進みたい未来への道筋を付けられる

自分はこうなりたいとか、自分のビジネスをこうしたい、こんな働き方がしたい。
だれしも、そんなことを考え目標設定します。
つまり、未来をイメージします。

その時に役立つのが自分への質問力です。
  ・そもそも自分は何がしたいのか?
  ・どんな生き方を目指しているのか?
  ・どんな仕事をしてみたいのか?
  ・それを通して自分や周りの人たちがどう変わっていくのか?

そんなことを問いかけていくうちに自分の未来そして進むべき道が見えてきます。
もちろんすぐに答えは出ないかもしれず、一度答えだと思ったことを修正しないといけないかもしれません。
でも、この問いを続けていくことはわたしたちの人生に意味を持たせるためには大変重要であり、
目標を達成させるための力になります。

 ・日常やビジネスでのミスを排除できる。

わたしが日常でよくやってしまうミスがあります。
妻に頼まれた買い物のうちの一つを大抵忘れてしまうことです。

毎回のように「なんで確認しないの?」と言われるのですが、
自分では全部コンプリートしたつもりなんです。
でも最後に「これで全部買ったのかな?」と
もう一度自分に問いかけることを忘れるんです。

自分の学習能力のなさに愕然としますが、
普段から大丈夫と思ってももう一度自分に問いかける癖付けをしていると
こんなことで夫婦関係に不穏な空気を漂わせずに済みます。

家庭内ならこの程度で済みますが、
これがビジネスだと大問題です。
一つの確認ミスが大損失になりかねません。

  「本当にこれで大丈夫なのか?」
  「どこかに抜け落ちていることはないか?」
  「指示や手順を見落としていることはないか?」
こんな問いを最後にもう一度重ねることで、
しなくていいミスをすることを防ぐことができます。

 ・コミュニケーション力がアップする

質問力の向上は人間関係を円滑にします。
例えば
誤解を減らすことができます。
わたしたちは相手のことを100%理解することは不可能です。
だからこそ質問することで限りなく100%に近づけることができるのです。

例えば誰かと同じ仕事をしているからと言って、それが同じ目標、同じ仕事へのモチベーションになるとは限りません。
ですから、
ビジネスの分野では相手が何を思って仕事をしているのか?
目指す方向性やクオリティが合っているか?

クライアントなら
自分が描いている商品と相手が求めている商品が同じか?
何のためにこの仕事を依頼しているのか?
どこまでのクオリティを求めているのか?

これらは直接質問してみなければわからないことです。
自分の想像だけで行動してしまうと後でとんでもないことになります。

でも、質問をしてこれらを理解できるようになると、お互いに信頼関係が構築出来て
誤解を極力抑えることができます。

さらに、関係性を深めることができます。
何かを質問するということは、相手への関心の表れです。
全く興味のない人に何か尋ねたいと思うでしょうか?
ほとんどそんな気は起らないでしょう。

しかし、興味を持つ相手であれば相手のことをもっと知りたいと思います。
ですから失礼にならない程度に相手の背景や状況に関すること
いろいろ質問してみてください。

そうすると相手は関心を向けてもらえていることを感じて、
あなたに親近感を抱くようになります。

その積み重ねによって絆を深めることができるのです。

質問力を鍛えるために必要な「質問」にはどんな種類がある?

一口に質問と言っても状況によってさまざまな質問の仕方があります。
大きく分けると2種類に大別できます。

1.クローズドクエスチョン

これは単純に「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。
  「お元気ですか?」
  「コーヒーを飲みますか?」
  「この仕事は明日までに終わりますか?」

などのような質問です。
この質問のメリットは、
なんといって明快で、答えやすいことがあげられます。

デメリットは
  それ以上話が膨らまない。
  相手の真意がわからない。
  質問の範囲を絞りすぎると可能性が狭くなる。
などがあります。

会話のきっかけづくりや短時間で確認したいことがあるときは有効ですが、
人との関係を深めるのにはさほど貢献しません。

2.オープンクエスチョン

これは答える内容を相手に任せる質問です。
尋ねるこちらも頭を使いますが、相手も当然頭を使う必要があります。

  「なぜこの仕事をしたいと思いましたか?」
  「このプロジェクトを成功させるには何が必要だと思いますか?」
  「どうすれば今の状況を改善できると思いますか?」

「だれが」「いつ」「どこで」「なにを」「どのように」
など、5W1Hを絡めた質問のことです。

この質問のメリットは
相手の考えていること、行き詰っているところ、本音を引き出すのに有効です。
また、相手に関する知りえなかった情報、意外な一面を発見するのにも効果的です。
さらに相手との信頼関係や絆を深めるのにも役立つ質問です。

デメリットは、
尋ねる方にも質問のスキルが必要になる。
相手の答えが想定外の時に困る。
などが挙げられるでしょう。

しかしこの質問を使いこなせることがあなたの質問力をアップさせる鍵になりますので
ぜひ身に着けておきたいスキルです。

基本はこの二つの質問のどちらかあるいは組み合わせで構成されます。
これをベースにしてそこからさまざまな質問の型が生まれます。

・問題解決のための質問


発生した問題を解決するためには質問を通して問題点をあぶりだし、
次につなげていくために何をすべきかを明確にする必要があります。

そのためには
 「何が原因で問題が発生したのか?」
 「ほかのどんな要因があったか?」
 「どんな対処をしたか?」
などを尋ねていく必要があります。

そのうえで
 「これからどんな改善をしていきたいか?」
 「どうやったら問題を未然に防げるか?」
 「同じような問題が起こった時にどう対処するか?」

こういったことを質問していくことで問題解決に導くことができます。
つまり、過去を整理し、未来に備える。
これを達成するために質問が役に立ちます。

この時に注意したいのは、過去のこと、つまり失敗に注目しすぎて
  相手を追い詰めてしまうことです。


単純ミスを繰り返したり、大事な場面での失敗はこちらも相当頭に来ますし
怒鳴りつけたくなる気持ちも出てきます。

しかし

相手は追いつめられると、言い逃れするか、責任転嫁するか、逆切れする
大体ここに行き着きます。

これでは問題解決はおろか別の問題が発生します。

過去の問題点は整理しつつもこれからどうしていくかに重点を置く方が
建設的ですし、相手もやる気を再び起こしてくれます。

相手にもミスや至らない点があったかもしれませんし
あなたの理解を超えた失敗だったかもしれません。
でも、相手にも仕事に対して賭ける思い、情熱があると思います。

仮に見つからなくても、そう思っているはずだと見立てて、
相手の可能性や、信頼感を込めた、
解決のための質問をしていきます。

そう言う気持ちは相手に伝わるものですし、
おのずと質問の仕方も変わってきます。
結果的にはその問題を通して職場内での信頼関係を深めていけます。

ぜひ問題解決のためには相手への信頼感を込めた未来志向の質問を多用して、
前進する力に変えていきましょう。

・コミュニケーションを図るための質問


この質問は問題解決の時ほど難しくありませんが、
相手とのより良い関係を築くためにはとても有効な手段です。

このような時に使う質問の中には
  ・相手の好みを尋ねる質問
  ・相手の気持ちを推し量る質問
  ・相手との共通点を提示しながらする質問
などがあります。

相手の好みを尋ねる質問は、
説明するまでもなく好みを聞くだけですので
とても簡単です。

ただ、この質問が侮れないのは、
そこからいくらでも話を膨らませることができることです。

好きなことを尋ねた時は特にそうですが、
人は自分の得意なことや、好きなことを話すことが好きです。
それに興味を持って聞いてみると当然相手は良い気分になり
あなたに好意を持ってもらえるようになります。

ですから、
  「どうしてそれが好きになったんですか?」
  「その魅力をもっと教えていただけますか?」
  「どうやったらそこまでうまくなれるんですか?」
など先程の5W1Hを使って尋ねてみるとどんどん話を膨らませることができます。

・相手の気持ちを推し量る質問
相手が何かトラブった時、悩んでいるときなどに使うことができます。

  「顔色が悪いけど何かあった?」
  「さっきこんなこと言われてたみたいだけど大丈夫?」
など、相手への気遣いから出る質問は
尋ねられる相手にとってはありがたいものです。

もちろん気が立っていてそれどころではない時もありますから、
その辺は様子を見ながらにしましょう。

しかし心が折れかけているときにかけられる言葉は、
相手の心を掴みます。
もし相手が事情を話してくれるならじっくりと話を聞いてあげましょう。

・相手との共通点を提示しながらする質問。

話し合いを進めていく中で相手との共通点が見つかることがあります。
その時はその点に触れつつ質問を重ねていくこともできます。

  「わたしも以前同じことをしていたんですが、こんな経験されたことなかったですか?」
  「わたしはこんなところでつまずいたんですけど、あなたはいかがでしたか?」
など、

この質問のメリットは同じ境遇を経験した仲間意識が生まれることです。
それに伴って絆を深めることができます。

ただ、注意したいのは
相手より上回っていることが仮にあってもそれを出さない。
これだけは注意してください。

これをやってしまうと相手は
「なんだ、自慢かよ…」と感じてしまいそれ以降口をつぐんでしまうかもしれません。
あくまでも相手との絆を深めることや、もっと相手を知って仲良くなりたいという気持ちを
忘れないようにしましょう。

・相手への質問でやってはいけない質問
質問はたくさんできるに越したことはないですが、
逆効果になる質問があります。

・相手を追い詰める質問
いわゆる詰問と言われるものですが、
問い詰められると相手は必ず防御姿勢に入ります。
そうすると十中八九心を閉ざしますから何も生みだしません。

・答えだけ求める質問

どんな問題でも出てきた答えは大事ですが、
どんなプロセスを経てその答えを導きだしたのかはもっと大事です。

そこを飛ばして答えだけ聞いても、目の前の問題は解決するかもしれませんが、
残念ながら進歩しませんし、考える力が生まれません。

さらに相手のことも考えてみてください。
自分が辞典のようにただ答えだけ求められるような存在だと気づいたとしたら、
あなたとの関係を深めよう、あるいは信用しようとは思わないでしょう。

もちろん時々はそんな質問をするときはありますが、
自分のためにも相手にもならない質問ですので、
できるだけやめておきましょう。

・自分への問い
自問自答も質問力を高める大事な要素です。
効果的な自問ができると自分の問題を解決出来たり、
  不安を打ち消せたり、目標に向かって進みやすくなります。

これもクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを自分向けに使いましょう。

例えばビジネスでこんなことをしたいと思った時、
  「この仕事が好きか嫌いか?」
  「好きならなぜ好きか?」
  「これを極めるために何ができるか?」
  「市場はどれくらい大きくて、自分はどこに食い込めそうか?」
  「そもそもこの仕事の本質は何か?」
  「どんな理念でこの仕事をするのか?」

などなど、自分向けですから徹底的に容赦なく質問をぶつけてください。
おそらく1回2回では答えは出ないでしょう。
それでいいんです。
大事なのは問い続けることです。
哲学していくことです。

そうすると朧気でも見えてくるものがあります。
まずはその見えてきたものを形にしましょう。

そしてある程度期間が過ぎたら改めて問うてみましょう。
前には気づかなかった一面が見えたり
それまでは朧気だったものがはっきり見えてきたりします。

それはあなたが進歩したことの証です。
新たに発見した内容に基づいて以前の考えを
バージョンアップさせましょう。

そうやってどんどん自問自答を重ねることで、
はっきりとした目的や理念を持って動けるようになります。

・絶対にやってはいけない自問
自問をするとき絶対にやってはいけないのは

  「どうして俺はダメなんだ?」
  「なんでこんなことができないんだ?」
  「俺なんかがやったって駄目じゃないか?」

こんな自分をあえて下げてしまうような、
過去の自分に逆戻りさせてしまうような自問はやめましょう。
これは、前進する力を奪うだけで何の生産性もありません。

わたしもよくその負のスパイラルに陥ることがあります。
その時は、その感情に浸っていることがある意味楽なんです。

こんなダメな自分なんだ…だからできないんだ…もうどうしようもない…
もうやめてしまおう。

こんなことを考えてそのまま思考停止状態になってしまいます。
それにはまると抜け出すのに数日あるいは1週間くらいかかることもあります。

さらにそこからリカバリするのにものすごいエネルギーがいるんです。
なので、今はその考えが出てきたら、できるだけ早めに切る変えることにしています。

わたしの場合は自分にしかわからない掛け声を作って
その声を発することでそれまでの感情は断ち切る。
それ以降は極力そのことを考えず、前進できることだけ考える。

そうやって乗り切るようにしています。

ですから、あなたも負の感情が頭に浮かんでくることはあるでしょう。
考え続けてしまうこともあるでしょう。

わたしもまだまだ浮かんでくるので日々戦いですが、
それが浮かんできたら絶対その場で断ち切りましょう。

質問力はどうやって鍛える?

・質問することを恥ずかしく思わない。

人は何歳になってもわからないものはわかりません。
ですから今、自分にわからないことがあったとしてもそれは全く恥ずかしいことではなく、
逆に進歩するチャンスととらえることができます。

この歳になってこんなことを聞くなんてと思わず、
どんどん質問するぜ!くらいの気持ちでいましょう。

 ・いつもなぜ?と考え続ける。

子供は何でも質問してきます。
大人のようにこれはそういうものという概念がありませんから、
何事にも、なぜ?何?を聞いてくるものです。

大人はいつしかそれを忘れて疑問を疑問と思わずに過ごしてしまいます。
逆にそれが私たちの可能性や質問力を狭めてしまうのです。

ですからなにかを見た、聞いた時にいちいちなぜ?
と、問うてみましょう。
意外と答えられない、言語化できないことに気づきます。

その疑問を持つ癖がここぞというときに質問できる力が身に付きます。
疑問のアンテナをいつも立てておくことでいつでも質問できる体制を整えておきましょう。

 ・質問する機会を自ら増やす

 

まずはどんどん質問していきましょう。
最初は「は?」と思われるような質問をしてしまうかもしれません。

わたしもそれが怖くてなかなか質問できない時もあります。

でもそれを恐れていると質問力は一向に向上しません。
勇気を振り絞って質問していきましょう。

ここで一つだけアドバイス。

質問するときには、
「ここまで自分なりにやってみたけど、この先の方向性がわからない」
のように、自分なりに何事かをやってみたうえでわいてきた疑問の方が
聞かれた方は答えやすいです。
あなたの状況をある程度理解したうえでアドバイスできるからです。

逆に「何していいかわかりません」とか
   「どうやったら勉強できるようになりますか?」 
   「どうやったらお金稼げますか?」
のような、漠然とした質問は相手も答えようがありません。

なので、ちょっとだけ頭ひねって、やれることやってみてから
質問してみてください。

質問力を鍛えるためのポイントまとめ

質問力を高めることで、自分の中の言語化できないモヤモヤをはっきりさせ、
相手の本質や信頼関係を深めるために効果を発揮します。

質問力を高められると
問題解決や不安、疑問の解消に役立ちます。
未来への道筋をはっきりさせられます。
ビジネスや生活のミスを減らすことができます。
コミュニケーション力をアップさせられます。

質問の種類とは
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンをその場に応じて使い分けましょう。
それぞれの質問を問題解決のため、
自分への問いのため、
それぞれ本質に迫るほど深堀する質問を繰り返していきましょう。

質問力を鍛えるために
疑問のアンテナをいつも立ておきましょう。
質問は恥ではありません。質問しないことが恥だと考えましょう。
相手に迷惑にならない程度にどんどん質問して数をこなしましょう。

質問力を鍛えるのに役立つおすすめ本

するどい「質問力」! 図解問題を1秒で解決する

この本は著者が弁護士だけに質問力を鍛えるありとあらゆるテクニックを教えてくれています。
この本をマスターできればかなり質問力が向上できるでしょう。

 

 

最高の結果を引き出す質問力 その問い方が、脳を変える!

こちらは脳科学者で有名な茂木健一郎先生の著書ですが、
この本は先の本と同様質問力を鍛えるテクニックを教えてくれていますが、
同時に自分への問いを鍛えることができる本です。
自分の中にあるモヤモヤを解決するためにぜひこの本で言う質問力を鍛えてみてください。

 

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