スピーチがうまくなる話し方のコツ教えます

ナイスピーカー

話し方のスキルアップ

話し方の練習をするだけで人に訴える力が10倍効果アップ

投稿日:2020年7月2日 更新日:

人前で話すことが決まったら話の内容をしっかり詰めて
論理的に話すことと同じかそれ以上に時間をかけたいのが、

話し方の練習です。

練習をおろそかにしてしまうと、
せっかく作った素晴らしいスピーチが完全にダメになってしまいます。

では、話し方の練習をせずにスピーチやプレゼンに臨むとどうなるのでしょうか?
話し方の練習のポイントとはどんなものがあるのでしょうか?

今回はそのあたりを解説していきます。

話し方の練習の効果と練習をおろそかにするとどうなるのか?

人前で話すことに慣れていないうちはだれに何も言われなくても勝手に練習します。
その理由はとっても簡単で、

自信がないからです。

つまりこれは逆に言うと、練習をすることによる効果の一番大きな要素は、

自信がつくことです。

自信をもって話ができればそれだけで相手に与える印象が良くなります。
また、落ち着いて話ができる分余裕が生まれます。

もちろん初心者にとって練習をしても緊張から本番ではうまくいかないこともありますが、
でも、練習しないともっと何も言えなくなります。

問題は、ある程度スピーチや人前での話に慣れてきたときです。

わたしも経験があるのですが、話すことに慣れてくると、
「こんな感じで話せばいいかな」と、頭の中でイメージしたままで本番に臨み、
言いたいことの半分もちゃんと言えないまま終わるということがあります。

なぜかというと、頭の中でイメージしている話と実際に話すときに出てくる言葉は、
違うからです。

しかもそんなときに言いたい言葉が上手く出てこなかった日には、
焦りから表情が硬くなり、話すだけで精一杯状態になってしまうため、
心動かす話なんてどこへやらです。

つまり話し方の練習をしないことのデメリットは
慣れから来る油断が話をつまらなくかつ伝わらない話にしてしまうことです。

ですから、どれだけ話に慣れていても短いスピーチなら最低でも1回。
長いスピーチなら最低限3回は練習しましょう。

あくまでも最低限の練習回数なのでできればそれ以上練習できるようにしましょう。

でも一口に練習と言ってもどんなことに気を付けて練習すればいいのでしょうか?

話し方の練習のための5つのポイント

・姿勢


まずは姿勢を正してまっすぐ立ちましょう。

猫背気味にしゃべると自信がなさそうに見えますし、貧相なイメージになります。
逆に反り返って話すと、偉そうとか高圧的な印象を与えます。

胸を張って背筋をピンと伸ばした状態を作ることで声も出やすくなりますし、
誠実な印象を与えます。

手の位置は横か、マイクなしであれば前で軽く組むくらいの位置で大丈夫です。
がっちり腕組みはダメですよ。

手を横にすると手持無沙汰で落ち着かない場合
前で軽く手を重ねるくらいの姿勢にしておきましょう。
逆に後ろ手に組むとこれもまた偉そうな印象になりますので注意してください。

・表情


全体的ににこやかな表情を心掛けましょう。

話の間中ずっとにこにこしている必要はありませんが、
話の第一印象を決める冒頭の言葉、ポイントになる部分、結論。

これら3つでは必ずにこやかな表情をするよう意識しましょう。

ケースバイケースの場合もありますが、
たいていの場合大事なところでにこやかに話されると
聞いているほうは受け止めやすくなります。

逆に難しい顔をしてしまうと自分が伝えたい内容が伝わらなかったり
もっとひどい場合には拒否反応が出ます。

先日見ていたテレビ番組で、
ある病気に関する解説をしていたお医者さんがいました。

もちろんこれは笑顔で話す場面ではありませんし、
真剣さが伝わる表情が適していると言えます。

しかしその先生は、
終始ガッチリ眉間にしわを寄せて、
ちょっと怒ってるのかなと思うくらい恐い顔で話していました。

相当緊張されていたんだろうなと気の毒になりましたが、
失礼ながら表情に気を取られて話の中身はほとんど入ってきませんでした。

こういうケースの場合病状に関する専門的な説明や、
患者さんに関する話題には真剣な表情が必要かと思いますが、

処置方法や改善方法に関することは
もう少し表情を和らげてもいいかと思います。

話の中の表情は内容に合わせて変化させる必要があるものの
基本的にはにこやかな表情を心がけるように意識しながら練習しましょう。

ちょっと抵抗があるかもしれませんが是非鏡の前で練習してみてください。
自分がどんな表情で普段喋っているのかがわかりますし、
表情を作るのが意外と難しいことにも気づくことが出来ます。

是非内容に合った自然な表情が普通に出来るようになるまでは、
鏡の前での練習を心がけてください。

・発音


活舌よく話せるだけで話は聞きやすくなります。

一音一音の発音にも十分注意を払いながら練習しましょう。

そのために練習の1回目には活舌と発音にのみフォーカスして話す練習がおすすめです。

この時は多少わざとらしくゆっくりとした話し方になりますが、
そこは気にせずきっちり発音することだけを意識して練習することで、
ちゃんとした発音で話しているイメージを頭に植え付けることができます。

そこで正しい発音と活舌を頭にしっかりイメージできたら2回目以降の練習に入りましょう。

2回目以降は活舌に注意しつつも自然な話し方、
余所行きではない普段のあなたの話し方に近い話し方をしましょう。

また、余裕があるならば活舌の良さを失わず目いっぱいスピードアップして話す練習も効果的です。
スピードアップしても活舌を失わないのであればそれだけ口の周りの筋肉が良く動いている証拠です。

・スピード

話すスピードに緩急をつけられるとベストです

しかし、一番やってはいけないことは早口でまくし立てることです。

ちょっと厳しい言い方になりますが、早口で話してしまうということは、
聞き手のことを考えていないことになります。

なぜなら
あなたの話が単なる音として一方の耳から他方の耳へ抜けていくだけで、
聞き手にとってはあなたの話が何も頭に入って来ないからです。

聞き手は話を聞きながらいろいろなことを考えます。

例えば、
「このことをどうやってビジネスに生かそうかな?」
「今の話ってこういう意味かな?」
「なんで今この話をしているんだろう?」
「今の話を整理するとつまりこういうことか」
などなど…

様々な問いをもって話を聞いています。
もちろんその時間はほんの数秒長くても十数秒でしょう。
でも、その時間があるからこそ納得して次の話に耳を傾けられるようになるのです。

つまり聞き手は、考える時間が欲しいのです。

早口で話すデメリットはまさにここにあります。

早口で話すがゆえにその考える時間が与えられず、
  ・相手は理解する時間が無くなり、
  ・自問自答ができず、
  ・情報を整理できないのです。

これでは話す意味がなくなってしまいます。
ですから適切なペースで話せるように意識しながら練習しましょう。

一般的にアナウンサーは1分間に300文字程度話せるスピードで話す練習をすると言われています。
これは普段早口の人には遅く感じ、
ゆっくり話す人にはピッチの早い話に感じるでしょう。

わたしもチャレンジしたことがありますが、このペースで話すって結構難しいです。
わたしの場合は普段ゆっくりめの話し方なので、1分で300文字は速く感じます。

逆にペースが乱れて上手く話せなくなってしまうように感じます。
なので私は自分のペースも意識しつつ
早く話すところとそうでないところの区別をつけるようにしています。

早口なる傾向にある人は聞き手のことを考えて
まずは、1分間で300文字程度のスピードで話す練習をするほうがいいでしょう。

それでもやっぱりスピードがどうしても速くなってしまう。

その際まず気を付けて練習したらいいことは、
間を十分に入れることです。

句読点で、
  ・大事なところで、
  ・印象付けるために、

ここで必ず間を取りましょう。
特に大事なところ、印象付けたいところは、
ちょっとここまで空けると間が持たない。
こう感じるまで間を開けてみましょう。

そう感じても全然大丈夫です。
ドキドキしているのはあなただけで聞き手は全く問題視していませんから。

・抑揚

話し方の肝となると言ってもいいのが抑揚です。

これがあるのとないのとでは聞き手の話の面白みが全く変わります。
全く同じ話をしていてもです。

それほど強力なツールですが、
残念ながら私も含めてですが、ついつい一本調子になりがちです。

私は時々自分の話を録音して聞くことがあります。
最初は自分の話、というか声を聞くことは卒倒しそうなくらい嫌でしたが、
それでは成長しないと思いできるだけ聞くようにしました。

すると、自分では抑揚たっぷりで話しているつもりだった話が、
なんとも一本調子で味気ない話だったと気づくことがあります。

わたしのケースではですがその原因はたいていの場合、
持ち時間に対する話のボリュームが多すぎて、
  抑揚にまで気が回らないことにあります。

言いたいことがたくさんありすぎて、
消化するのに精一杯状態です。

これも聞き手のことを考えている話し方にはなりません。

確かにたくさんの情報提供することも聞き手のためになりますが、
それと同じくらい大事なのは、その話を覚えてもらって生かしてもらうことです。

そのためには聞き手をこちらのペースに巻き込まないといけません。
そのために必要なのが抑揚なのです。

では抑揚って何なのでしょうか?

それは、話のリズムです。

リズムは、テンポ、強弱、高低で作り出されます。
あなたの話にもこれを取り入れてみてください。

でもどうやって取り入れるんですか?

まずイメージしてみましょう。
抑揚の効いた話ってどういう状態でしょうか?

一番わかりやすいのは、
あなたが友達に、これだけは聞いてもらいたいと思っていることを
一生懸命に話しているときです。

その時はついつい早口になりがちですが、
でも、その時はまず聞いてもらうために高めの声で
「ちょっと聞いてよ!!」と言います。

次に低めの声で
「実は昨日こんなことがあってさ」話します。

そうすると友達は「なになに?」ってなります。

そうするとあなたはゆっくりめに
「街で芸能人を見かけてさ、ずっと様子見てたの
  そしたら、
  その人さ…」

その後たっぷり間を開けてから大きめの声で、
「ズボンのチャックが開いてたの!!」

友達は「やば~~い!!」となります。

この話の中身の是非は置いといて、
こんな話をしているときは抑揚のエッセンスがほとんど詰まってます。

注意を引くために高めの声を出し、
  低めの声でより注意をこちらに向け、
  状況をゆっくり目で話すことで期待を持たせ、
  オチを大きな声で話して落差を付ける。

こんな話し方をされると思わず聞いてしまいますよね。
抑揚のイメージとはこんな感じです。
もちろんこのやり方がすべてではありません。

一方これを全く感情なしに特徴のない話されたらどうでしょう?
「それで?」
ってなりませんか?

確かに無感情でシュールな話をして笑いを取る人もいますが、
一般的には起伏のある話し方をする方が相手の関心を引くことができます。

じゃあ具体的に抑揚をどうやってつけるのかって話ですが。

まずは、テンポを変えましょう。

特に大事なところをゆっくり話す練習をします。

これを心掛けるだけでもかなり話の印象は変わります。

それができたらポイントとはあまり関係のない部分を早めのピッチで話す練習をします。
こうやってテンポを付けていきましょう。

次に高低を付けましょう。

やりやすいのは話初めです。
ざわついた中で話し始める時は高めの声で注意を引きましょう。

逆に聴衆が静かに待っているときは低めの声で話始めましょう。
自分がどんな状況で話すのかを想定しながらどちらでも話せるように練習しておきましょう。

それができたら今度は話のポイントの切り替わりのタイミグで声を高めに話すようにしましょう。
そうすることで展開が変わったことを知らせるとともに、
注意をそらしていたかもしれない人を再び呼び戻すことができます。

覚えておくとよいのは、声の高低は
  主に聞き手の注意を引くときに使うのが有効ということです。
自分の話のどこでそれを使うのが有効か原稿かメモを見ながら決めていきましょう。

最後に声の強弱です。

声の高低とどう違うのと思われるかもしれません。
確かに境目がむつかしいところではありますがざっくりというと、

高低はトーンの違い、強弱は強さの違いです。

声が低いからと言って弱弱しい声になるわけではなく、
声が高いからと言って強い声で話すことにはならないこともあるからです。

では声の強弱はどこで付けるのでしょうか?

まず強い声を出すときは人に何らかの行動を促したいときです。
なのでポイント、または話全体の結論部分で何か行動してもらいたい部分で強い声を出すとそのことが強調されます。

弱い声を出すときは、
ここだけの話感を出したいときに使えます。

人がひそひそ話に興味をひかれるのと同じで、
「ここだけでしか聞けませんよ」的な
話をするときには弱い声で話すとグッと聞き手を引き付けることができます。

ほかには感情表現の一つとして、がっかり感、悲しみ、残念感、
こういった感情を表現するときなどにも使えるでしょう。

あなたの話の中にこのような描写があるのであれば少し弱めの声でその状況を表現する練習をしましょう。
そうすることで感情豊かな話になります。

つまり声の強弱はあなたの感情表現でもあるのです。

そこに込めたい感情が声の強さによって表現されるように練習を重ねることができます。

話し方の練習をしてスキルアップを図るためのまとめ


ここに挙げたことがすべてではありませんがこの5つの練習をしていればかなり話し方は上達します。

それで

正しい姿勢を保ちましょう。
正しい姿勢から良い声が出てきます。
聞き手の注意がそらされるほど、手や足を動かさないように注意し
あなたの話そのものに集中してもらうようにしましょう。

にこやかな表情を心掛けましょう。
いつも笑っている必要は全くありません。
話の冒頭、ポイント、結論
これらだけでも笑顔で話すようにするだけで話の印象はグッと変わります。

正しい発音を意識しましょう。
活舌は一音一音を丁寧に発音するよう意識するだけでも随分聞きやすくなります。
最初は不自然と思えるほどだとしても丁寧な発音に慣れる練習を重ねることで、
やがて聞き取りやすい発音ができるようになります。

話すスピードに注意しましょう。
早口で話すのはせっかくの話がもったいないです。
良い情報がどんどん垂れ流されていきます。
ゆっくり過ぎてダラダラするのもダメですが、
適度なスピードで話せる練習をすること、
話す内容を絞ることで聞きやすいスピードで話せるようにしましょう。

話に抑揚を付けましょう。
テンポ、高低、強弱をつけることでリズミカルな話ができるようにし、
聞き手をあなたの話にどっぷりと浸らせるようにしましょう。

これらを一度に全部する必要はありません。
一つずつものにすることで必ず効果が出てきますし
確実にあなたの話は上達していきます。

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キヨシ

スピーチコンサルタントのキヨシです。
スピーチ歴40年
これまで1500人規模の人の前で話すこと多数。
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