先日東洋経済オンラインの中で面白い記事を見つけました。
記事タイトルは「東大生の「ノートのとり方」が本質的で凄すぎた」です。
最近有名な「東大生」ものですが、
話の作り方に共通するポイントがありましたのでピックアップしてみました。
1.アウトプットのためのインプット
2.言い換える
3.原因と結果
この3つをスピーチ作りに役立てていきましょう。
Contents
東大生の「ノートの取り方」-アウトプットのためのインプット
記事中では、一般的にノートを取るのは覚えたり復習するためですが、東大生のノートは後から誰かに説明できるようにするためにノートを取る。
ここが違いですよね。
わたしもノートの取り方は聞いた内容を覚えるとか聞き逃したくないことを中心にノートを取っていましたが、実際には書くことに気を取られて覚えていなかったりして結局なんだったんだろうと思うことがあります。
でも、後で誰かに説明するためのインプットは、記憶に定着する可能性が格段に上がると記事中で言われています。
これが出来ると。スピーチする時のネタ作りに困らなくなります。
引き出しが一個ずつ増えていく感じですね。
アウトプットのためのインプットがスピーチに役立つ点はこれが一番大きいと感じています。
記憶に定着することで、聞いた話を全部をスピーチに生かせなくても、一部分でも取り入れられたらあなたの話は深さや幅が出てきます。
訴えかける力が変わってくるのです。
また、どんなことでも後で話すことを意図して聞くので、「何を」「どんな順番で」など話の構成力を上げる力も付きます。
「これ、どうやったら面白く話せそうかな?」とか「この話のポイントを自分の仕事のどんな面に生かせそうかな?」
こう考えることで、自然と面白い話の構成の仕方を考えていることになります。
是非、全部とは言いませんが何かの話を聞くときにこれをどうやったら後で説明できるか?ポイントは何か?
これを考えながら聞いていきましょう。
東大生の「ノートの取り方」-言い換える
記事中では
「この授業で先生が言いたかったのは、要するにどういうこと?」というのが一言でまとめられていたりします。また、本や論文の余白にも、段落や章ごとに「要するにこの段落・章では何が言いたかったのか?」がメモされていて、そのメモを見ていけばその文章の内容が大体理解できてしまう
これ、スピーチ作りにとっても非常に重要なことです。
一生懸命話しているのに、なんかつまんない話だなと感じる話って聞いたことないですか?
つまらない話の原因の一つは言い換えがないことです。
つまり、スピーチの準備段階で調べた資料の表現をそのままスピーチに入れてしまうことで、その話がいわば「借り物」になってしまうんです。
その人自身が「確信して」「感じて」「表現したいと思って」語っているスピーチになっていないのです。
そこで重要なのは、「言い換え」の技術です。
上で言われているように「要するに何?」ということを考えて出てきた答えは自分のボキャブラリーの中から出てきます。
そこが大事なんです。
その言葉が自分から見てあんまりパッとしてないように思えても、その言葉の方が人に訴えかける力が違ってきます。
スマートでも伝わらない言葉より、泥臭くても伝わる言葉の方が断然いいんです。
ですから、話を聞くときでも、本を読むときでも、スピーチのために資料を読んでいても。
「要するに何?」
「自分だったらこれをどう表現する?」
これを意識すると、あなたのスピーチはより人を引きつける話になります。
東大生の「ノートの取り方」-原因と結果
記事中では
東大生は、「どうしてそうなるのか?」「なぜそうなったのか?」を整理してノートを書きます。因果関係を明示し、どういうロジックでそうなるのかをしっかり記述するのです。
これらを考えることで情報を覚える量が違ってくるとのことです。
関連する情報まで覚えられるからです。
これはスピーチにも関係のあることで、話の中で「どうして?」「なぜ?」ということを含めていくと話の情報量が豊富になり聴衆の理解が深まります。
なので、スピーチの準備の時に得られる情報に対して「なぜ、どうして」を考えることは大変重要です。
仮に話に含めなくてもこれをしましょう。
こうすることで、あなた自身自分が提供している情報に確信を持てますし、確信を持った話は言葉でも、言葉にならない部分で人に伝わるものです。
「なせ、どうして」を考えを経て行うスピーチと考えないスピーチは人に訴えかける力は格段の差があります。
また、聴衆はあなたが話している情報に対して、意識的にも無意識的にも「なぜ?」を思いながら聞いています。
その答えを与えてあげることは聴衆の知識欲を満たすことになります。
比例してあなたのスピーチに対する満足度が増していくことになるのです。
それで、ある情報が「なぜそうなのか?」「そうするとどんな結果になるのか?」あるいは「しなかったらどうなるのか?」
「これを知ると、他にどんな側面が見えてくるか?」
こうした頃を意識しながらスピーチの準備をしてみましょう。
情報が豊富で意味深い話ができるようになります。
東大生の「ノートの取り方」に学ぶスピーチの作り方のまとめ
- 自分が聞いた話や読んだ本を誰かに説明するとしたらどうするかを考えながら聞いたり読んだりしましょう。
- 今の話、読んでいる本の内容は「要するに何?」と考え自分の表現に落とし込んでいきましょう。
- 「なぜ?どうして?」を意識しながら準備することで話に深みと豊かな情報量を増していきましょう。
この3つは話を作る上で大変重要なポイントです。
普段からこれができれば最高ですが、思い出したときにでもやってみることであなたの話に変化が生まれます。
「深いなあ」と思ってもらえる話に近づいていきますので是非取り入れてみてください。
引用記事元:https://toyokeizai.net/articles/-/278841